Laravel×ReactでつくるSPAスケジュールアプリ【①環境構築】

新しい技術を学ぶ際に、もっとも効果的なのはアプリケーションを自作することです。
最近人気の技術として、LaravelとReactがあります。

どうせアプリケーション作るなら、この2つを組み合わせれば良くない?

と思ったので、作ってみましょう。

Laravel×ReactでつくるSPAスケジュールアプリ【①環境構築】

DockerをPCにダウンロード、インストールする

まずはdockerをPCにインストールして、仮想環境を作成します。
これ一つでアプリケーションに必要なものを一気に揃えられるので、オススメです。
公式サイトからDocker Desktopをダウンロードしてください。

https://www.docker.com/products/docker-desktop

ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示通りにインストールしましょう。
インストール作業をしていると「Configuration」という画面が表示されます。
その下には、以下の2つのチェックボックスがあるはずです。

  • Install requires Windows components for WSL2
  • Add shortcut to desktop

Windows10 Home以外では「Enable Hyper-V Windows Features」と表示されます。
こちらも同様に選択しましょう。
選択肢してインストールが完了するとPCが再起動されます。これでDockerのインストールは完了です。

Dockerを使うために、WSL2をPCにダウンロード、インストールする

さて、再起動後にデスクトップにDockerのイルカのアイコンがあるはずです。
そちらをダブルクリックすると、警告が出るはずです。

WSL2 installation is incomplete.

警告ポップアップにURLが記載されているので、そちらをクリックしてMicrosoftのページに移ります。
「x64マシン用WSL2 Linuxカーネル更新プログラムパッケージ」をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルも実行して、インストールをしておきましょう。

さて、dockerの起動にはWindows Power Shellを使用します。
Windows Power ShellはWindowsに標準で備わっているアプリケーションです。
デスクトップ左下にある検索欄に、Windows Power Shellと入力します。

アプリケーションが表示されると思うので、右クリックをして「管理者として実行する」をクリックしましょう。
これでWindows Power Shellが立ち上がります。

Windows Power Shellのコンソールにコマンドを入力して、Linuxオプションを有効にします。
コマンドは以下の通り

dism.exe /online/ /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart

これで機能が有効になります。
続いて仮想マシンを有効にしましょう。
こちらもWindows Power Shell上で出来ます。コマンドは以下の通り。

dism.exe /online/ /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart

つづいてWSL2を使用するように設定しましょう。
こちらもPower Shellで出来ます。コマンドは以下の通り

wsl –set-default-version 2

続いてWindows Power Shell上でLinuxを動かすためのサブシステムを導入します。
今回はUbuntuを使用します。
Microsoft StoreにアクセスしてUbuntuをインストールしましょう。

Microsoft Store

インストールは画面の指示に従って行ってください。
インストールが完了するとルート権限のユーザ名とパスワードを設定してください、と言われます。
お好みで設定して完了してください。

インストールが終了したらWindows Power Shellから下記コマンドを実行します。
リストが表示されるので、Ubuntuがあることを確認してください。

wsl –list –verbose

インストールしたLinuxサブシステムをDockerで使えるように設定しましょう。
Docker Desktopアイコンをダブルクリックして起動します。
上の歯車マークを押して「Generate」になっていることを確認し、
「Use the WSL2 based engine」がONになっていることを確認します。

続いて左の「Rsources」→「WSL INTEGRATION」をクリックし、UbuntuがONになっていることを確認します。
なっていれば、Ubuntuが正常にPCにインストールされています。
最後にDockerを再起動しましょう。

UbuntuでPCにLaravel Sailを導入する

さて、準備が整ったのでLaravel Sailを入れていきましょう。
Laravel SailはLaravel公式が提供している開発環境です。
Windows Power Shellを起動して「Ubuntu」と入力します。Linux環境が立ち上がります。

プログラム用のディレクトリを作成しましょう。
以下の順に入力してください。

  • cd:ルートディレクトリに移動しています
  • mkdir schedule-sample:schedule-sampleという名前のフォルダを作成しています
  • cd schedule-sample:schedule-sampleフォルダに移動します

UbuntuはWSL上にフォルダーを作成します。
エクスプローラで確認できます。
「\\wsl$\Ubuntu\home」で自分の作ったフォルダにアクセスできるはずです。
階層を潜っていくと、作ったフォルダに出会えるはずです。

このフォルダの中にLaravelを導入していきます。
curlコマンドを利用して、Laravel Sailをダウンロードしましょう。
以下のコマンドを入力します。

curl -s https://laravel.build/sample | bash

インストール最中にパスワードを求められるので、Ubuntu設定の際に自分で決めたパスワードを入力しましょう。

パスワードを入力すると、ダウンロードが完了したメッセージが表示されます。

ちゃんとエクスプローラでもLaravel環境がダウンロードされていることが確認できますね。

以上でダウンロードは完了です。
さっそくLaravelを起動してみましょう。

Laravel Sailの起動、および終了

早速起動して、Laravelのホーム画面を表示させましょう。
以下の画像を参考にしながら、入力してください。

  • cd sample:作成したsampleフォルダに移動
  • alias sail=”./vendor/bin/sail”:コマンドを設定。起動のたびに設定する必要あり
  • sail up -d:Laravel Sailをバックエンドで起動

初回起動なのでかなり時間がかかりますが気長に待ちましょう。
完了すると以下のような表示になるはずです。

これで起動が完了しました。
ブラウザを起動して「http://localhost/」と入力してみましょう。
以下の画像のようなLaravel画面が表示されれば、環境構築は完了です。

起動した後は、終了もしましょう。
開発環境の終了は以下のコマンドで実行可能です。

開発環境で開発をした後は、sail downで終了することを覚えておいてください。

直接WSLのフォルダを参照したい場合

直接WSLにアクセスしたい場合は、お使いのPCのエクスプローラーのURL欄に以下を入力してみてください。

\\wsl$
dockerのみならず、Ubuntuなどにもアクセスできます。
もちろん、内部ファイル(phpファイルなど)の編集も可能です。
今は使うことはありませんが、今後作成していく中でWSLの内部を確認したいことがあるかもしれないので、念のために説明しておきました。
Laravel×Reactでつくるスケジュールアプリ
環境構築 Git、Reactの導入
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スケジュール登録 スケジュール更新
スケジュール削除 関数化Ⅰ
関数化Ⅱ